ちょうど良い未来

ちょうど良い未来

2022.01.28

2-3年後のことを想像すると元気が出てくる。

こんな生活いいなー!こんな仕事がしたいな!お金があったらあんなものを買おう!あの国に行ってみよう!妄想と言ってしまえばそれまでだし、現実逃避かもしれないけれど、少し先の未来を夢想する時間は自分に元気をくれる。


明日の心配、来週の懸念に頭が支配されてしまうと苦しい。現実はいつも空想の世界より重たい。頑張らなくちゃ、と自分をしばるような言葉が頭をよぎる。そんな時は2-3年後を想像する。

2-3年後というのが僕にはちょうど良い。今の延長だけど、地続き過ぎないのだ。多少無理な計画も、2-3年後なら出来るかも?!と思える。1年後は具体的すぎて妄想がTODOに侵食されてしまうし、5年後では遠すぎて制約が足りない。

妄想を一巡すると、心に余裕ができて「きっとその頃には今のこの苦しさもなくなってるな」とか、「もう2度とやりたくない!」と思っている仕事も、実際これが最後かも!と思うと少しだけ愛着がわいてくる。我ながら単純だと思うけれど、効果は抜群なのだ。

不思議なのは、荒唐無稽だったはずの妄想が気づくと現実になっていることが多いということだ。2021年に開業した本屋さんの妄想を、2019年頃の僕は頻繁に繰り返していた。尾山台のまちに本屋さんを作るなら…ということで架空の事業計画や店内レイアウトを妄想し、時にはノートに書き出した。その舞台としてよく拝借していたお店が、今のWARP HOLE BOOKSの場所だ。

2-3年後の僕が、楽しく良い感じに生きているために、今日もしっかり夢想せねばならない。